|
現代女性にとっていちばん恥ずかしいことは、性交をしていることではない。
いや、むしろいろんな男と多彩なセックスをしている事の方が、自慢話にこそなれ、恥と感じる人は少数だろう。
それでは何がいちばん恥ずかしい事かと言えば、セックスをしたくてもできないことなのだ。
ちなみにセックスをしたくなくてしていない事は、さほど恥ずかしい事ではない。
女性の思考を細分化してみると、かっこいいことから恥ずかしいことへの四段階とは次のようになるだろう。
- できるけど、しない。(モテモテなんだけど、自らの意思でセックスレス)
- できるから、する。(とりあえず相手がいるので、セックスを楽しんでいます、というパターン)
- したくないので、しない。(相手はとりあえずいないけど、その欲求を感じないのでセックスレス)
- したくても、出来ない。(性欲はありあまるほどあるのだけど、相手がいないので、出来ない)
自意識過剰気味の現代人にとっては、(1)が最も望ましく、(4)が最も恥ずかしい。
だから本当は(4)の人でも、人前では(3)のふりをする。
だが、欲求不満というのは、それほど恥ずかしい事なのだろうか?
同じ理由でオナニーのことを口にする女性はひどく少ない。
男性遍歴を素直に口にする女性でも、オナニーについて質問されると赤面してしまうし、初体験の年齢はいえても、初オナニーの年齢は口を濁す。
たぶんそれが、バイブレーターに女性が嫌悪感を示す理由だろう。
しかし、はっきり言ってバイブレーターに興味を持っている女性は多いはずだ。
アダルトビデオや女性コミック誌などで得た知識を、実際試してみたいと思っている女性はいっぱいいると思われる。
何故なら、興味があるからこそ、レディースコミックは売れるのだし、アダルトビデオを買っている女性も多いからだ。
でも、実際に自分でアダルトグッズを買いに行くことには抵抗があるのだ。
これは、店員と口をきいたり、通販の小包を家族に見られたりということが嫌なだけでなく、むしろ自分自身への羞恥心の方が大きいのだ。
つまり、
『自分はバイブを買って自分を慰めなくてはいけないほどもてないのか。
そんな事をしてまで欲求不満をなだめなくてはいけないほど、淫乱な女なのか。』
そういう葛藤のほうが大きいのである。
|